市民コンパクト イベントレポート Vol.04
かわさきコンパクト連続セミナー 市民セミナー詳報!
11月19日(木)、かわさきコンパクト・連続セミナーの市民セミナー「NPOの情報開示で 応援依頼力を極める」を、財団法人かわさき市民活動センターと日本財団・CANPANの協力のもと開催しました。
今回、講師をお願いしたのは、日本財団で公益ポータルサイト「CANPAN」の企画・開発、普及に取り組んでいる、山田 泰久氏。講師の山田氏は、日本財団に1996年から入り、国際協力・経営企画の部門を経て、2005年から4年間、福祉の助成を担当した経歴を持つ方です。2009年6月より現職であるCANPAN運営事務局で活動されていますが、563件の助成事業を担当した経験から、本セミナーで情報開示・情報発信について講演いただきました。
参講演の最初の話題は、今の川崎市内のNPO・市民活動団体が発信している情報がどう見えるかを、その場でホームページやブログを見ながらチェックするもの。山田氏は「助成団体も昔は各地の市民活動のサポートセンターなどに電話で問い合わせていたが、今は直接ホームページから情報を検索して調べる時代。NPOが増える中で、助成する側、支援する側から『選ばれる時代』になっている」と語ります。会場内ではガッツポーズの団体と、もう少しがんばらないとという声のある一幕でした。
山田氏は、NPOに寄付が集まらない理由として「NPOが知られていない」「共感できない/しようがない」「NPO活動は費用がかかることを知らない」「寄付行動をサポートできていない」の4つを挙げています。
どんな団体かわからないことには応援も得られない。住所・連絡先・理念・役員などの「基本的な情報」、事業計画やイベント案内・活動レポートといった「活動・事業情報」、現在の収支予算・決算に加え、前年度との対比がしやすいような「財務情報」の3つの情報を公開していく。こうした情報公開が、NPO自身が信頼される「あるべき姿」を意識でき、組織力が向上すること、そして活動を通じた地域課題や社会問題の存在を知ってもらい、支援の拡大につながる、というメッセージがありました。
情報開示の手段としては、情報の鮮度--最近どんな活動をしているのかを伝えるのには「ブログ」が効果的という話や、日本財団の「CANPAN」を使うことで先の視点での情報の整理がしやすくなっていること、また情報公開が一定基準を満たしていれば「CANPAN」経由でクレジット決済による寄付も受け付けられることなどが紹介されました。他のNPO情報ポータルサイトの紹介・比較もされ、情報発信には、企業・支援者・個人・行政など、対象を明確化することの重要性も語られました。
セミナーでは、山田氏の講演の後に、かわさきコンパクト委員会・庄司副委員長より、市民コンパクトについての案内を行いました。今回のセミナーには、市民コンパクト参加プログラム提供団体も多く参加しており、各団体が会場で配布していたチラシや、スライドでの庄司副委員長からの紹介で、共に活動する団体間での情報交換の場、信頼の輪が広がる機会ともなりました。
参加者からは、「情報開示の重要性がとてもよくわかった」「ホームページを開設したばかり、今日の話を参考に情報発信に努めたい」「自団体のパワー不足を強く感じた」などの感想がアンケートで寄せられ、川崎の町と人と自然を大切にしているひとつひとつの活動を、より一層市民に知らせていくための、大きな一歩を踏み出した一日でした。
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